令和6年九月議会 一般質問
1.子育て支援・教育の充実について
子育て環境の変化に伴い、特別な支援を必要とする子ど もたちへの対応や医療的ケア児の支援が重要だと言及。 少子化が進む中、区の児童相談所は地域全体で子ど もを守る体制を軽え、今後も子育て支援策を強化する よう言及。 また保育や教育の質の向上に向け、時代に即した施策 を求めた。
→ 区では、子ども家庭総合センターにおいて児童相談 所業務を行い、地域全体で子どもを守る体制を整備し てきました。今後も地域連携を強化し、職員育成や支 援体制の更なる強化を進めてまいります。また、第三期子ども・子育て支援計画の策定では、子どもや若者の 意見を反映し、新たな子育て支援策を検討しています。 幼児教育の充実、ヤングケアラー対策など、時代に即した支援策を推進していきます。
2.健康・福祉の増進について
高齢者の健康づくりでは、フレイル予防のための「栄養」「運動」「社会参加」の推進が重要視されている。高齢者の就労や地域活動への参加を促進するため、福祉分野だけでなく、地域全体との連携を強化し、介護予防を求めた。
→フレイル予防のため、「栄養」「運動」「社会参加」の3つ の柱を軸に、各種の対策を推進しています。高齢者の健康寿命の延伸に向け、身体活動の維持・向上や、認知機能のチェックイベントなどを実施し、社会参加を促進しています。また、重度の障害者向けグループホームの設置についても、民間事業者との協議を進め、用地確保に取り組んでいます。
3.安全・安心の取組について
防災対策では、災害リスクを軽減するための備えが強化されている。特に、水害対策や避難時の情報発言を中心に、発災時の対応力を向上させることが必要である。区民、防災組織、関係機関が協力し、災害に備える訓練の充実を求めた。
→防災対策については、令和六年の能登半島地震を踏まえ、区民と防災組織、関係機関との連携を強化し、災害時の対応力向上に取り組んでいます。特に水害対策では、ゲリラ豪雨や線状降水帯に備えた避難情報の迅速な発信を行い、避難所運営や災害医療体制の充実を進めています。また、区内の木密地域の不燃化推進や、耐震化助成制度の拡充など、ハード面でも強化を図っています。
4.産業・文化の振興について
産業振興では、地域産業の活力を高めるため、事業承継や生産性向上の支援が重要である。文化面では、伝統工芸と新技術をマッチングさせ、地域経済と文化の発展を図る取り組みが進行中。ふるさと文化館を中心に、地域の歴史や文化を広める施策を求めた。
→産業振興においては、地域経済の活性化に向けた中小企業支援を強化しています。事業所のニーズ調査や専門家による相談事業を通じ、企業支援を行っており、支援メニューの利便性向上に努めています。文化面では、荒川ふるさと文化館のリニューアルを通じ、伝統工芸技術の保存と発展に力を入れています。広統工芸品の販路拡大や文化発言の場として、さらなる充実を目指しています。
5.スマート区役所の実現について
行政サービスの利便性を高めるため、デジタル技術の活用が進んでいる。オンライン手続きの拡充やデータの利活用によるサービスの質向上が求められています。また、新たな時代に対応できる職員の確保と育成が、今後の区政運営における重要な課題と言及した。
→デジタル技術を活用した区民サービスの向上に取り組んでおり、オンライン申請の拡充やAI技術による書類処理の効率化を進めています。また、窓口業務の改善に向け、チャットボットやオンライン相談の導入を拡大するほか、職員の能力向上やデータの利活用を通じて、区民サービスの質の向上を図っています。人材確保と育成も重視し、今後も職員体制の強化を進めていきます。